楽曲の歌詞を大公開

それぞれの曲にのせてこんなことを歌っているのです

ライヴでも歌詞を意識して聴いてもらえたら嬉しいです

歌詞を読んでみて「この曲ライヴでやって」なんていうリクエストも大歓迎です!

 

 

 

 

 

 

すべての作詞 : 米光宏樹

「♪」

 

長いマフラーの先を退屈そうに撫でた
待ち合わせの誰かの耳元流れてる

 

古いラジオがおいてある町外れの喫茶店
マスターの鼻歌はいつもちょっと外れている

 

またひとつ僕らはページをめくる

 

僕たちの間に流れるものは何だろう
いくつかの場面とそしていくつもの歌

 

西の空が綺麗だからきみに電話をかける
遠い町の空はどんな色に染まっていますか?

 

またひとつ僕らは距離をこえる

 

僕たちの間に流れるものは何だろう
いくつかの場面とそしていくつもの歌

 

僕たちの間に流れるものは何だろう
いくつもの場面とそしていくつもの歌
僕たちがどうしても忘れられないものは
いくつもの歌声とあたたかい涙

 

 

「朝が来るまでに」

 

あまい話のあとで僕らは黙る
少しまぜた嘘がばれないように

 

ここにあるぬくもりが
いつか消えてしまうものでも構わない

 

朝が来るまでに伝えたいことが
こんなにもあったんだ
君ともっと笑っていたいだけ


長い季節の中で僕らは変わる
少し伸びた髪がねじれるように

 

そこにある悲しみも
いつかとけて消えること知ってる

 

朝が来るまでに笑えなくても
なんてことないよ
君のもっとその先を見てる


朝が来るまでに君に伝えなくちゃ
ただシンプルに

 

土砂降りの心笑えなくても
なんてことないよ
僕らきっとその先へいける

 

 

「詩種」

 

足下に咲いた地味な花鏡を見るようでキライだった

何処にも行けないような何者にもなれないような

 

だけどキミはもう気づいてるんだろう
大切なモノはすぐ傍にくだらないコトに隠れている

 

僕らが旅に出れないのは臆病なだけとは違うんだ
見慣れたこの街の景色がたまらなく光る其のときを
ただ強く信じてるのさ


何処にでも行けることが自由ってこととは限らない

何処にも行けないことが何も出来ないわけじゃない

 

だから僕は今日もこの場所で唄おう
去りゆくモノにさよならを変わらないモノに眼差しを

 

僕らを繋いでいるものはきっとたまらなく単純で
呼び合う声は風にとけ新しい歌が生まれるよ
ただ僕はそれを待ってんだ


僕らを繋いでいるものはきっとたまらなく単純で
呼び合う声は風にとけ新しい歌が生まれるよ
かたちあるモノは壊れるしかたちのないモノに終わりが
そんなこと僕にもわかってるだからこそ今が大切で
さぁ強く手を繋いでいよう

 

 

「終わりの季節」

 

アタマではきっとわかっていたこんな日が来ること
それでも少し悲しいのはホンモノだったから

 

心の声には逆らえない僕にもよくわかるよ
これで最後でもあるまいし風が変わっただけ

 

終わりの季節がまた僕を静かに殺してゆく
言葉も要らず笑いあう甘い毎日もお終いなの


繰り返すことでわかってきた慣れてゆくだけだと
それでも少し寂しいのはかっこわるいことかい?

心のままに歌うのなら飾る言葉はない


キレイな嘘に逃げ込んでも誤魔化せやしない

 

終わりの季節がまた僕を冷笑って試している
近付くたびにすれ違うそんな毎日がお似合いなの?


震える身体と歪みだした声
どこまでも落ちてく気がしても

 

終わりの季節がまた僕を明日へ駆り立てては
とどまることをゆるさないどんな悲しみが待ってても

 

終わりの季節がまた僕の心を震わせてる
どんな声でも構わないどんな毎日が待ってるんだろう

 

 

「風はいま」

 

街をぬける風はいま君の背中を
捕らえたままのスピードで追い越してゆく

 

忘れた頃に思い出すような
くすぐったい匂いを連れてきたんだろうそして

 

めぐる季節はまたここでひとまわり
同じようでちょっと違う春を待ちながら


淹れたてのコーヒーが鼻をくすぐって
まどろみのなか今日が動き出してゆく

 

休みの朝はいつも寝坊すけ
僕を誘ってるこの街のざわめきと木漏れ日

 

めぐる季節の中ここでひとやすみ
同じようでちょっと違う春が来たのさ


瞬き一つで様変わりの
忙しいこの街にまた同じ花が咲く今年も

 

めぐる季節はまたここでひとまわり
同じようでちょっと違う風の中

靴音は軽くなるそして僕は風を探している

 

街をぬける風はいま

 

 

「くもりガラスのその先へ」

 

せまい僕の部屋の端っこには

小さなまるい窓がひとつ

 

いつからか本棚に隠れて向こう側を覗けなくなってた

 

くもりガラスのその先に僕は何を見ていたっけなぁ
思い出せない悲しいくらいに僕の中から消えた景色
余計なもの捨て去ったら今でも何か見えるかな
次の休みに確かめてみよう少し前の僕がみつめていたもの


今の僕の毎日みたいに
くたびれて薄汚れた窓

 

いつの間にか存在も忘れて向こう側を覗かなくなってた

 

くもりガラスのその先に僕は何を見ていたっけなぁ
思い出せそうあの頃の気持ち小さな光が胸に灯った
壁と本棚のすきまに夢のかけらが落ちている
拾い集めて繋ぎ合わせるくもりガラスのその先の世界へ


くもりガラスのその先に僕は夢を見ていたっけなぁ
映るたくさんの色と光僕の中で生まれる世界
埋もれかけてる僕だけどまだまだ何かやれそうだ
終わらぬ夢と少しの勇気くもりガラスのその先の世界へ

 

 

「さよなら」

 

ひとつ選んでひとつ捨てた

いつものことさ


選べないものばかりこの手にぶら下げて
背負った重さに僕は少し立ち止まる

 

あてのない約束は優しい嘘
背伸びをして大人になろうとした

 

サヨナラの向こう側に僕は何を見つけるだろう
同じことの繰り返しでも此処にはいられないよ


いちいち囚われるほど子供じゃないんだけど
うまく飲み込めるほど大人にもなれないや

 

手を振る勇気は失くしちゃいないよ

目を閉じてみっつ数えたら

 

サヨナラの向こう側に君は何を見つけるだろう
同じ涙は流さないきっと笑えるはずさ


サヨナラの向こう側に僕ら何を見つけるだろう
同じことの繰り返しでも此処にはいられないよ

此処にはいられないよ

 

 

「棘とプロペラ」

書きかけのメロディーはうまく歌えなくて
デタラメな言葉が宙に舞う

 

明け方の路地裏靴音が響いて
いまだけは世界を独り占め

 

低い街並みの冷めた顔
泣きたくなるほど

 

逢いたくなる
触れたくなる
心に刺さった小さな棘

ねぇ君の手で抜いてよ

 

夕暮れの歩道橋三日月が浮かんで
立ち止まった僕を笑ってた

 

高鳴る鼓動と君の声
僕に聴かせてよ

 

逢いたくなる
触れたくなる
まわり始めたプロペラみたいに

僕を動かすんだ

 

逢いたくなる
触れたくなる
心に刺さった小さな棘

ねぇ君の手で抜いてよ

 

 

「夏の匂いと秘密基地」

 

朝の陽射しに誘われて
あくびひとつでとびだした

 

くたびれた僕をせかすように昇る太陽

 

遠い昔においてきた
何かがまだくすぶってる

 

夏の匂いに思い出すあの頃の気持ち

 

誰にも話しちゃいないけど
僕の夢は終わっちゃいないよ
日々の暮らしに置き忘れ
少しくすんできたけど
磨き直してはまたかかげる

 

キミの声思い出すたび
あの頃にかえる僕だよ

 

果たせないままの約束まだ覚えてる

 

誰にも教えちゃいないけど
秘密基地は忘れちゃいないよ
日々の暮らしに置き忘れ
入り口はもう見えなくなったかな
日が暮れる前にまた探そうよ

 

 

「話をしよう」

 

夜と朝の間を彷徨っているうちに
僕たちの毎日は流れていってしまう
誰も気づかない間に

 

僕たちの影がひとつにかさなっているうちに
どこかの街では悲しいニュースが生まれてた
甘くて苦い毎日

 

僕らが生まれて消えてゆくまでの間に
突然の別れが何処で待っている
だから僕たちはもっと話をしなきゃいけない
昨日のケンカの続きでもいいから


逢いたいと願ってももうかなわない人もいる
どこか遠いところへ旅立ってしまったみたい
僕を残したままで

 

僕らが生まれて消えてゆくまでの間に
悲しい別れが必ず待っている
だから僕たちはもっと話をしなきゃいけない
昨日のケンカの続きでもいいから

 

 

「ビタースィート」

 

無理に飲んだ昨日の酒が今になって効いてきて
となりの席の笑い声がアタマに響いてくる

 

こんな気分じゃ踊れないのさたとえ君とでも

 

目眩を連れた帰り道街の灯も揺れている
橋の真ん中歌うたいが愛を叫んでいる

 

こんな気分じゃ聴けないよ甘いラブソング

 

戻らない君を想うのはもうやめにするよ
明日の朝になればきっと目眩とともに消えるだろう
友達って言葉はちょっとズルイなぁ


忘れようとしてるときにかぎって眼につく
君の写真や手紙はもう捨ててしまおうかな

 

こんな気分じゃ歌えないのさ甘いラブソング

 

割り切ったふりで君と話をしている間にも
どこかでなにかを期待している僕がいる
友達って言葉はちょっとズルイなぁ

 

 

「日々の行方」

 

床に転がったバナナチップのかけら
昨日の夜と同じで僕を見上げてる

冷蔵庫には作りかけのサラダ
昨日の夜の君はもうここにはいないんだ

 

泣いてる顔も笑った顔も全部引き受けるから
こっちへおいで部屋の鍵はまだ開けてあるの

 

泣いて笑って僕らは何処へ
ただ喜びを悲しみを歌っていくだけなんだろう


強がりのくせにため息隠せない
そんな自分になんだか少し疲れてる

つくり笑いでいつもごまかして
誰かのために良かれと今日もカラマワリ

 

泣いてるように笑ったキミの涙の色は知っている
どうしてそんなさみしいヒカリ放つんだろう

 

泣いて笑って僕らは何処へ
ただこの声を歌声を枯らさずにいたいだけ


泣いてるように笑ったキミの瞳うつした空の色
眩しいくらいに優しいヒカリあふれてく

 

迫りくる日々の行方を探しては
ただ喜びを悲しみを歌っていくだけなんだよ
泣いて笑って僕らは何処へ
ただこの声を歌声を枯らさずにいたいだけ

「不完全」

 

長い雨のあとはむせ返るような夜が来た
いびつに笑う月を眺めている

 

なまぬるい風が記憶の扉を叩いている
誰かが遠くで泣いている

 

不完全な僕たちが肩寄せあっても
風向きは変わらない

 

けど
悲しい詩ばっかりも歌ってられないし
優しい声で歌うには涙も必要だ


悲しい話などあまり見たくはないけれど
受話器の向こうではなみだ声

 

不完全な僕たちはなぐさめあうように
スキマを埋めた

 

僕の歌声ひとつじゃ世界は変わらないけど
誰かに届いて欲しいこの声が聞こえますか


不完全な僕たちが肩寄せ合っても

明日は遠いまま

 

けど
悲しい詩ばかりも歌ってられないし
優しい声で歌うには涙も必要だとおもう

 

 

「ほんとうの行方」


風の行方など知りたくもないし
幼き夢なら昨日置いてきた


数え切れない嘘と少しの友達と
きっとそんなものたちで僕ら出来ている


僕が重ねてきたものはくだらない嘘だけ
君が重ねてきたものは罪のない嘘だけ

 

風のない夜はどこかつまらない
暗闇の先に何かを待ってる


数え切れない星屑を隠した雲の向こう
滲んだ月が見てた君のため息を


僕が抱えているものがくだらないものでも
君が抱えた悲しみを笑い飛ばせるかな

 

僕が探しているものはほんとうの行方だけ

僕が探しているものはほんとうの行方だけ

 

 

「ミント」

 

いつもの店のいつもの席にふたり
街は夕暮れしずかに過ぎてく時間

 

手をつけないままのコーヒーが

そっとぬるくなっていく

 

かわす言葉はいつも途中でとまる
僕は上手に君を見れなくなる

 

逃げ込むようにつかんだコーヒーカップ
ノドになまぬるい甘さ

 

ミントの香りのコーヒーが口に残っては消える
君とのこともはっきりさせたい気分になる
季節が変わるその前に今の二人を変えてく言葉

きっと伝えよう君はどんな答えを出すのかな

 

いつもの駅の改札の前二人
次の約束言い出せないまま

 

「またね」と短く君が言う

うなずくだけの僕

 

小さく笑って君が人波に飲み込まれてく
呼び止めたいそれができない臆病な僕
まぶたの奥には君が今でもまだ映ってるから
せめて今日は目を閉じたまま君を想っていよう

 

 

「モノクロ」

 

風の匂い変わってセミの声だけ残った
めぐる季節おいてかれる気分

 

まばたきをするような切れかかった街灯が
永遠を切り取ってゆくだけ

 

失くしてしまうくらいならはじめから何もいらない
そんなことばかり浮かんでは消えてゆく真夜中ひとり

 

こんなときはすべてを

季節のせいにしてしまおうか
きっと僕はまだ行ける

明日には笑ってられるさ


夕焼けに溶けてゆく首かしげたヒマワリが
まるで泣いてるように見えた

 

それとも足元を見つめて次の季節を夢見るの
僕にはわからない夕立にやられて苦笑い

 

こんなときもあるさと

しおれた煙草に火をつけて
きっと僕はまだ行ける

明日には笑ってられるさ


確かなものをただひとつ探してる間に僕ら
心変わりばかりあの頃の夢が苦笑い

 

まわり道をする旅

いろんな景色出会えただろう
きっと僕らまだ行ける

明日には笑ってられるさ

 

笑ってられるさ
歌ってられるさ

 

 

「夜のすきま」

 

風がさわいだ夜はいつもうまく眠れない

つけっぱなしのテレビも砂嵐に化けた

だれかに逢いたくなる


月が綺麗な夜は遠回りをして帰る

生まれた町の空を思い出せる気がして

しばらくは帰れそうにないな

 

 

「わるいことかい?」

 

悲しい話はいつも突然にやってくる
音もなく僕らに近づいて涙を誘う

何処かで聞いたような言葉を並べても
誰かの涙のその前じゃあまりにも無力で

 

冷たい風がまた僕らのあいだに吹いてる

 

何処にもいけないままで僕らは眠った
何処にもいけないことはわるいことかい?


やり場のない悲しみはきっとこれからも
僕らの周りをうろついて消えることはないんだろう

 

あのとき君が僕を呼んだ声わすれない

 

何処にもいけないままで僕らは終わった
何処にもいけないことはわるいことかい?


何処にもいけないままで僕らは生きてる
何処にもいけないことはわるいことかい?

 

何処にもいけなくたって僕らは生きてる